簡単にやせてしまう食材

情報は、自分に合うかどうか自分で試してみることが大事です。
その情報が本当かどうかは、その人の体や習慣によって違います。
一般には、余程の病理状態でなければ、自分に合う、というのは、
それ無理せず続けられるか、ということだと思います。
なので、なんでも無理せずとも続いてしまう人は、
大抵の情報を試して真偽を見分けることができます。
自分に合うかだけでなく、身体一般について試していけば、
どんどん広い知恵がついてくるわけです。

さて、わたしの考えでは、やせる食材選びの基本は簡単です。
次のものを3週間以上食べないでください。それだけです。
1.グルテン
2.アルコール
3.飽和脂肪酸

1は、健康で丈夫な腸なら問題ないのですが、
腸で漏れる人がいるみたいで、その場合は、漏れるのですから、
もっと食べろと言われてそうで、食べてしまいます。それで余計に食べてしまうのです。
2は、中学で習うアルコール分解の化学式で取り挙げられているように、
水や補酵素が費やされてしまうので、その分代謝が大きく落ちます。
3は、単にたまってしまう、つまり流れが滞ってしまい、太るのです。

なので、やせたい、しゅっとしたい人は、以上の3つをまずは3週間一切食べないでください。
効果があって、もう少し絞りたいという人は、もっと続けて下さい。
別に、1については小麦の代わりにお米など食べていればいいですし、
3では不飽和脂肪のたんぱく源を食べていれば何の問題もありません。

最後に、裏技です。
柑橘の内皮の瓤(わた)を、少し食べると、食欲がピタッと止まります。
これはナリンギンという物質によりますが、
当然、高血圧の薬など服用している方は、グレープフルーツなどを食べてはいけない
その原因物質ですので、絶対にやめてください。
つまり、グレープフルーツ等柑橘を食べてはいけない薬を飲んでいる方には禁忌ですが、
それ以外の方にはお勧めの方法です。
余りたくさん食べるとくらっとなりますので、グレープフルーツだと8分の1玉くらいのわたで
通常は充分、食欲が止まります。

そういうわけで、別に運動もいらない安上がりの方法でした。また次回。

買い出し習慣の変化

今まで、近所の安いスーパーで、1週間から10日間分の食料をまとめて買っていました。
IKEAの大きなエコバッグにいっぱいの荷物を両脇に抱えて帰宅し、
年配になったら続けられないな、と思いながら歩いていました。
この習慣の終焉は、39歳になった月に、意外と早く訪れました。

主治医から、薬は飲むなと言われたのです。
わたしは、症状はもう長く治まり、主治医の助言のもと、3月から断薬を試していました。
離脱症状というのがあって、脳に作用する薬なので、薬が抜けるまで半年から2年は症状が出るとのことでした。
それで半年後の10月下旬、診察で、もう完全に服用しなくて良いことになりました。

そうしたら、なんと、食事が整ったのです。
食べる量は少なくて済み、それで満足し、カロリーでは2100kcal以上食べていたものが、
1600kcal程度になりました。
少ない気もしますが、栄養の豊かな食事をしているので、
むしろ健康が増進し、姿勢も良く、体つきも整ってきました。

わたしの飲んでいた薬は、副作用で太るというのがあり、
要するに食べたくなる薬なのでした。
それをやめたのですから、食べる量は減って当然のことですし、
今までさほど太らないできたので、かなり少ない食事量がわたしの摂りたい食事なのです。

そういうわけで、買い方もおのずと変わったのです。
両腕に提げた量の食材なんて、とても食べきれません。
スーパーで片手のエコバッグに軽く買うくらいで全然良いのです。
それで1週間は持ちます。

実は、料理も本格的に始めました。
わたしのその薬は、舌を硬くするため、味がろくにわからない生活だったのですが、
やめてみると味の豊かな世界に感動し、
いざ、味について考えたい、と発起しました。

昨日は鰆を一本買ってきて、家庭用包丁で捌いて
煮付、塩焼、葱和の3品を作りました。
妻にも好評でした。(妻の味覚は辛口だったはずですが。。)

ご飯はAKOMEYAの本で学んだ洗い方・炊き方で、
粒の立った香り良い炊き方を覚えました。
ただ、ご飯はいわば睡眠薬なので、昼に半膳、夜に1膳程度にしています。
夜食べるとよく眠れて良いですね。

そういうわけで、もう両腕に巨大エコバッグを抱える買い出しはしません。
これからは料理の研究を本腰入れる趣味にします。
植物ってすごい!という視点でレシピと効能も掲載しますので、どうぞおたのしみに。

生涯の食べ納め

わたしは、病気や体質、あるいは嫌いなために、
食べなくなったものが、今年はいくつも判明しました。
今までは、食べ物の味がよくわからずに食べていて、
美味しいと言ったこと自体まずないし、
美味しさにこだわりなど持ちようもない生活を送ってきました。
今も、美味しいことが食事で重要だとは思いませんが、
あまりまずいと感じた食事が少ないからかもしれません。

今年は、生涯でもう食べないと決めたものがいくつもあります。
いずれも痛い目に遭ったためです。

1.うどん
 8月に、同僚とうどんを食べに行きました。うどんは好物です。
 500g注文し、コシのある麺で、だしと生卵で食べ切りました。
 しかし、その翌日の晩から、なんと10日間、腸が壊れました。
 いわゆる水下痢に油便。
 すぐに思い当たったのが、以前遺伝子検査した結果で判明したセリアック病です。
 日本人では珍しいようですが、わたしは変異か何かで、
 グルテンに大腸が晒されると、3日から2週間程度、機能が壊れてしまうようです。
 消化器内科を受診し、疑いの診断を受けました。
 診断には、専門の遺伝子検査をしなくてはならず、数十万円かかるのですが、
 治療法はないとのことで、利点がないのでやめました。
 うどんは好物だったのですが、確かにいつもお腹を下していました。
 もううどんは食べられないです。

2.とんかつ
 9月に友人ととんかつを食べに行きました。
 3月末に、断薬の翌日でしたが、とんかつを食べに行き、
 味覚ってこんな多様で深かったのか!と思ったほど、記念碑的な食事でした。
 薬で、感覚や記憶が遮断されていたわけですから、
 それが20年続いた間、味覚が凍ったようになっていたのでしょう。
 その後、その周辺にあるとんかつ屋を6件全て回りました。
 どのお店のとんかつも覚えています。
 しかし、どの食事の後の、翌日くらいには、
 やはり腸が1〜3日間くらい壊れてしまいました。
 衣にパン粉が使われていたからと思われます。
 とんかつも、今年で食べ納めです。印象深い料理になりました。

3.霜降りの牛肉
 妻が霜降りの牛肉が好きで、わたしは嫌でした。
 なんでこんなものがうまいのだろう
 とずっと思っていましたが、
 今までのわたしは、他の食事も大して美味しいと思って食べていなかったので、
 ことさら言うこともしませんでした。
 10月になって、妻がふるさと納税で霜降り牛肉を頼んで、
 届いて焼いて、上機嫌にわたしに分けてくれました。
 3切れ食べて、わたしはまずいし気持ち悪いしむかついたので、
 酵素狙いでキウイを2個食べ、パンシロンも飲み、水を飲んで紛れさせました。
 妻に言いました。こんな肉、もう食いとうない、と。
 妻は残念そうに塞いでいましたが、わたしが妻に食べ物を嫌いと言ったのは、
 結婚して初めてのことでしたので、少し驚いた様子でもありました。

4.果糖ブドウ糖液糖
 グミが好きでした。
 わたしは味がわからない人だったので、
 美味しいかどうかを、かみごたえでしか判断しませんでした。
 しらたき、ナッツ、茎わかめなど、噛めるものを美味しいと言ってきました。
 グミもその一つでした。
 夏に、おかしのまちおかで、グミを買って食べたのですが、
 とても舌がおかしくなったグミがありました。
 いくつかグミを買って食べて調べてみました。
 どうやら、砂糖でなく、果糖ブドウ糖液糖がメインのグミは、
 わたしの舌は受け付けないようでした。
 確かに、調味料などでも、果糖ブドウ糖液糖を使っていないものは、
 美味しいと感じました。
 それで、今はグミでなく、寒天ゼリーをよく好むようになりました。
 寒天ゼリーとは、スプーンですくうものではなく、和菓子の四角い個包装のものです。
 それも、いくつか買ってみましたが、
 酸味料が塗してあるものは、ダメなようです。
 酸味料に促され、一袋食べてしまい、食べすぎて調子が悪くなってしまいます。
 今は、グラニュー糖が塗してあるものか、オブラートが巻かれているものを、
 1日あたり2〜3個食べて、胃は満足しています。

そういうわけで、食べなくなったものがいろいろ出てきました。
人工的なものも、だいぶ縁遠くなりました。
(プロテインとかサプリとか、ジャンクフードとかそういうもの…)
常識的に、まともに、なってきたということでしょうか。
実に遠回りしたものです。

太活

この半年、食生活を大きく変えました。
きっかけは、薬の処方が終わって飲まなくなり、体重と体脂肪率が下がる一方だった時期が続いたことです。
体重は2ヶ月で6kg、体脂肪率に至っては、10%を割ってしまいました。
念のため書きますが、別にダイエットはしていません。
症状としては、断薬による離脱症状の期間は、ストレスに弱くなるそうで、
実際、心因性の難聴や失声症、ストレス性腸症候群にかかり、病院まわりしてました。

今まで、科学的に正しい食事を努めていましたが、大きく転換し、
昼食に、ほっともっとの大盛弁当を食べるようにしました。
1ヶ月半くらいで、体重と体脂肪率が、だいぶ回復し、今は値が安定しています。
ただ、見ず知らずの店員さんに華奢ですねとよく言われるくらい、
体つきが細くなってしまいました。
自分で鏡を見ても、細くて情けなく、ワイドシルエットの服を着るようにしていましたが、それもやめまして、
スキニーやスリムフィットの服に買い直し、そればかり着ています。
歩く時も、肩や首の姿勢を正すように気をつけて、ない胸板をあるように見せています。

検索し、太活という言葉を見つけました。
ふとかつと読むようです。
あまり知られていないのは、需要が少ないからでしょうけど、
必要になる人は多いと思うのです。

わたしはお酒は飲めないし、珈琲も苦手で、煙草も吸ったことがない。
おまけに、小麦はグルテンがダメで食べられず、牛乳も下すのでダメ、
霜降り肉に至っては、まずいしきもいしむかつくので、食べたくもない。(大嫌い)
そういうわけで、飲み会では幹事が苦労するそうですが、
わたしは太れる機会が普通の人よりもあまりないのです。

どうやったら太れるか、少し研究すると、
体重を増やすことを基準に考えない方が良い
と大抵の専門家は言っています。
なので、体脂肪率を維持することを基準に食べていたら、
体重も自然と安定して収まっています。

食材は、好きな果物や魚や海藻、豆腐のおみそ汁、
食欲の出ない日も食べられるヨーグルト、デザートに和菓子。
他に、水だしですがだしを取るようになりました。煮干、昆布、どんこを交互に一晩おいてとっています。
夏場は、さつま揚げや野菜揚げなどの練り物や、がんもなどの大豆製品が半額等で安く、
家計がだいぶ助かりました。

プロテインやサプリだとか糖質制限なんか、もうやめて1年経ちます。
あれはあれで、症状の改善や、研究目的では役立ちましたが、もうしません。
スーパーで普通に売っている野菜や魚や果物や卵を、簡単に入手できることに感謝して、調理して食べます。
夜に自炊して職場に弁当を持っていくようにもなりました。
作ってみればすぐできて簡単ですね。
お米を土鍋で炊くのにも慣れました。

なかなか太れないですが、
細いなら細いなりに、自分の体を労って、良いところを見出して、愛してあげたいと思います。
体は思うようにはならないものであるようです。

確信

身体は食べたものからできている.
この2年間の食生活実験によって,全ての体調は食事で決まることを確信した.
以前は,発達障害からくる苦痛,精神病様症状,鼻詰まり,不眠,ごく軽度の肥満,などがあった.今は全く消え,健診もオールA.20年飲み続けてきた持病の薬も,今夏から服用しなくて良くなるとのこと.
食べる物を変えたことで,私の身体の全てが改善した.
その食事とは,
・1日3食主食に白米
・パンと牛乳
・コンビニや外食で済ませる
・毎日ラーメン健康生活
・酒に恋する
といった食事法とは異なる.
・健康な食材を,健康に調理し,健康なだけ食べて満足する
という食事である.今後もこのネタで部録を続けていきたい.

卒業と採用

自分の食生活でもう買わないことに決めたものと、これから買っていくと決めたものを紹介。

卒業(安くたって二度と買わない)
・小麦粉が入った製品
 ・ラーメン、即席麵
 ・うどん(大好物)
 ・パン、ドーナツ、ピザ、ケーキなど
・揚げ物
・牛乳、低脂肪乳
・アイス

採用
・野菜(特に、小葱、貝割、三葉、紫蘇、大蒜は必須)
・果物(主に時期のもの)
・豆腐、納豆、雁擬、野菜揚、厚揚、湯葉など
・卵
・魚介(生魚、小魚、刺身、切身、缶詰)
・わかめ、のり、こんぶ、ひじき、もずく、あおさなど
・舞茸、榎茸、湿地、木耳、椎茸など
・乾物(鰹節、煮干、塩昆布、どんこ、切干、高野、春雨、白子干、雑魚、寒天、桜海老など)
・十割そば、米粉麺、大豆麺
・ごま、ごま油
・蒟蒻、白滝
・練物(蒲鉾、抓入、竹輪、魚肉、鳴門、薩摩など)
・アーモンドミルク、時々プロテイン
・くるみ、かぼちゃの種
・発酵食品(ヨーグルト、キムチ、塩麹、糠漬、麹味噌など)
・柚子七味、山椒、辛子、山葵、岩塩、甜菜糖
・酢、味醂、醤油、振掛(三島各品)
・漬物(高菜、辣韭、生姜、福神、沢庵、梅干など)
・だし
・水道水
・和菓子全般(黒蜜、黄粉、羊羹、葛餅、草餅、練切、煎餅など)
・白米、玄米、雑穀

定衣定食定住

決まった服を着る.
いつも同じ服を着る.
それを「定衣」という.
禅寺のお坊さんや,制服のある職場や学校,シリコンバレーのエンジニアなどが実践している.
毎朝服を選ばなくてよいようにしている.
選択する行為は負担で,
1日に選択できる回数には上限があるそうだから.

同じような概念に「定食」がある.
毎日決まったものを食べる.
いつも同じものを食べる.
禅寺の精進料理,経営者の朝食ルーティン,シリコンバレーのエンジニアもまた実践している.
これも毎日の選択回数を減らすのが目的.
毎朝決まって鮭茶漬けを食べるという話を聞いたことがある.

私も毎日ほぼ決まったものを食べている.
スーパーで買う食材はほぼ変わらない.
卵,魚,大豆製品,発酵食品,アーモンドミルクなど.
グルメではないし,冒険もしない.
食事して健康を害するなら本末転倒だと思うからだ.

私たちのほとんどは「定住」している.
決まった場所に住む.
いつも同じ家で暮らす.
生活には変化があまりないのが普通なのかもしれない.
変化が激しいといわれる時代.
生活を振り返ってみると本当は大して変わっていないのだろうと思う.